助成金活用

リスキリング助成金 全種類比較|事業展開等/人材育成支援/教育訓練休暇等/人への投資促進

読了時間:約6CNavi編集部
リスキリング助成金 全種類比較|事業展開等/人材育成支援/教育訓練休暇等/人への投資促進

リスキリング助成金 全種類比較|事業展開等/人材育成支援/教育訓練休暇等/人への投資促進

POINT|この記事の結論

  • リスキリングに使える主要助成金は 「人材開発支援助成金」配下の4コース
  • 新規事業・業務転換なら 事業展開等リスキリング支援コース(経費75%、最大31.5万円/人)
  • 既存業務のスキル底上げなら 人材育成支援コース(経費45%、上限あり)
  • 4コースは併用不可、案件単位で1つだけ選ぶ

「リスキリングに使える助成金」を調べると、複数の制度が出てきて何を選べばよいか分からなくなります。本記事では、実務で使える主要4コース を、対象企業・支給率・上限額・申請難易度の観点から比較し、ケース別の最適選択を解説します。

目次

  1. リスキリングに使える助成金は「人材開発支援助成金」
  2. 4コースの全体像(比較表)
  3. 事業展開等リスキリング支援コース
  4. 人材育成支援コース
  5. 教育訓練休暇等付与コース
  6. 人への投資促進コース
  7. ケース別・どのコースを選ぶか
  8. よくある質問(FAQ)

1. リスキリングに使える助成金は「人材開発支援助成金」

「リスキリング助成金」 という単独の助成金は存在しません。実務で使われているのは厚生労働省の「人材開発支援助成金」配下の各コース です。

人材開発支援助成金は、企業が従業員に対して職業訓練やスキル習得の機会を提供した際、研修費用と賃金の一部を国が補助する制度です。配下には複数のコースがあり、それぞれ目的・対象・支給率が異なります。

POINT|「人材開発支援助成金」と「教育訓練給付金」の違い

  • 人材開発支援助成金:企業が従業員に研修を実施した場合に企業に支給
  • 教育訓練給付金:個人が指定講座を受講した際に個人に支給

本記事は前者(企業向け)を扱います。


2. 4コースの全体像(比較表)

リスキリング関連で実務的に活用される4コースの比較です。

項目 事業展開等リスキリング支援 人材育成支援 教育訓練休暇等付与 人への投資促進
目的 新規事業・業務転換のスキル習得 職務に必要なスキル底上げ 自己啓発の休暇制度導入 デジタル人材育成等
訓練時間 10時間以上 10時間以上 制度のみ(時間要件なし) 10時間以上
経費助成(中小) 75% 45% 75%(一部メニュー)
経費助成(大企業) 60% 30% 60%(一部メニュー)
賃金助成(中小) 960円/h 760円/h 760〜960円/h
賃金助成(大企業) 480円/h 380円/h 380〜480円/h
1人あたり上限 30〜50万円程度 7〜25万円程度 制度導入:30万円 30〜50万円程度
申請難易度 (事業展開要件あり) 低〜中 中(就業規則改定要) 中〜高
CNavi研修との相性 ◎ 完全合致 × ○(特化メニュー)

3. 事業展開等リスキリング支援コース

概要

「新規事業」「業務転換」「DX」「グリーン化」 のために必要なスキルを、従業員に習得させる訓練 が対象です。既存業務にはなかった新しいスキルセットを獲得する場合に最適化されています。

補助内容

  • 経費助成:中小75%、大企業60%
  • 賃金助成:中小960円/時間、大企業480円/時間
  • 1人あたり上限:訓練内容により30〜50万円程度

CNavi Tiktok Shop Campus との相性

これまでEC・ライブ販売をしていなかった企業が、TikTok Shop での販売事業を立ち上げるケースは、「新規事業」「新たな提供方法の導入」 に明確に該当 します。CNavi の3プラン(スターター/スタンダード/エキスパート)は、いずれも本コースで認定実績があります。

詳細は親記事 事業展開等リスキリング支援コース 完全ガイド を参照。


4. 人材育成支援コース

概要

「現在の職務に必要なスキルの底上げ」 のための訓練 が対象です。事業展開要件は不要で、シンプルに「業務に必要なスキル」を学べば認定されます。

補助内容

  • 経費助成:中小45%、大企業30%
  • 賃金助成:中小760円/時間、大企業380円/時間
  • 1人あたり上限:7〜25万円程度(訓練種別による)

事業展開等との違い

観点 事業展開等リスキリング 人材育成支援
訓練のスタンス 新しいスキル(リスキリング) 既存スキル底上げ(アップスキリング)
経費助成率(中小) 75% 45%
申請難易度 中(事業展開との紐付け要) 低〜中
CNavi研修との相性 △(既存EC事業の改善ならOK)

「すでに自社EC事業があり、その精度を上げたい」 場合は、人材育成支援コースが該当します。新規にライブコマース事業を立ち上げる場合は、事業展開等リスキリング支援コースの方が補助率が高く、有利です。


5. 教育訓練休暇等付与コース

概要

従業員が自己啓発のために有給休暇を取れる制度を、企業が新たに導入 した場合に支給されるコースです。研修費用そのものではなく、「制度を作ったこと」 への支給という珍しい設計です。

補助内容

  • 1事業所あたり:30万円
  • 一定の利用実績(3年以内に1人以上が利用)が条件

注意点

このコースは「研修の費用補助」ではなく「制度導入の支援」 です。CNavi の研修導入と直接の関係はありませんが、長期的に従業員の自己啓発を促す土壌を作る目的で、別建てで活用する企業はあります。


6. 人への投資促進コース

概要

国が特に推進する 「デジタル人材育成」「高度な専門技能習得」 のためのオーダーメイド型訓練 を対象としたコースです。一般的な訓練より補助率が高く設定されていることもあります。

主なメニュー

  • 高度デジタル人材訓練(IT・データ分析等)
  • 成長分野等人材訓練(DX・GX関連)
  • 情報技術分野認定実習併用職業訓練
  • 定額制訓練(サブスク型eラーニング)

CNavi研修との関係

ライブコマースは「デジタル人材育成」 にも該当する側面がありますが、本コースは認定要件が厳しく、訓練機関側も国の認定登録が必要です。CNavi Tiktok Shop Campus は主に事業展開等リスキリング支援コースで申請するのが標準 です。


7. ケース別・どのコースを選ぶか

ケースA. これまでEC・ライブ販売をしていない企業

事業展開等リスキリング支援コース 一択

「新規事業立ち上げ」 として認定が通りやすく、補助率も最も高い。

ケースB. 既存EC事業を持っているが、ライブコマースは未着手

事業展開等リスキリング支援コース が有力

「ライブコマース」 という新しい販売手法の導入は、「新たな提供方法」 として認定対象になります。

ケースC. すでにライブコマースをやっているが、配信スキルを底上げしたい

人材育成支援コース

「既存業務のスキル底上げ」 に該当します。補助率は45%とやや下がります。

ケースD. 全社的に自己啓発を促進したい

教育訓練休暇等付与コース(別建て)

制度を作ることへの補助なので、研修費用の補助とは別の枠組みです。

ケースE. 高度デジタル人材を集中育成したい

人への投資促進コース

申請難易度は上がりますが、補助率が高い場合があります。


8. よくある質問(FAQ)

Q1. 同じ訓練で複数コースを併用できますか?

できません。1つの訓練に対して、申請できるのは1コースのみです。ただし、年度内に複数の訓練を実施する場合、訓練ごとに別コースを使うことは可能です。

Q2. コース選択を間違えると、支給されませんか?

不適切なコース選択は不支給につながります。労働局への計画届提出時に審査が入りますので、事前にCNaviなどの専門家に相談することを推奨します。

Q3. 過去に他のコースで助成を受けた企業は申請できますか?

過去の受給歴があっても、新規申請は可能です。ただし不正受給歴がある場合は対象外です。

Q4. 中小企業の定義は同じですか?

人材開発支援助成金内では、中小企業の定義は全コース共通です(業種別の資本金または常時雇用労働者数で判定)。

Q5. 申請から支給までの期間は同じですか?

おおむね6〜9ヶ月で共通です。ただし、コースによっては事前認定の所要期間が異なります(事業展開等リスキリング支援コースは2〜4週間)。


まとめ

リスキリング関連助成金は、目的とビジネス状況によって最適な選択肢が変わります。

状況 推奨コース
新規事業・新販売チャネル立ち上げ 事業展開等リスキリング支援コース
既存業務のスキル底上げ 人材育成支援コース
自己啓発文化の醸成 教育訓練休暇等付与コース
高度デジタル人材集中育成 人への投資促進コース

CNavi Tiktok Shop Campus の場合、ほぼすべての企業が事業展開等リスキリング支援コースで申請 しています。御社のビジネス状況に合わせた最適なコースと、申請通過の可能性を、無料の個別相談で診断いたします。


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本記事は2026年5月時点の制度に基づいて作成しています。最新の制度内容は厚生労働省の公式情報をご確認ください。

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